原子力発電所の解体作業では、汚染の可能性のある配管を縦方向に半割状態に切断して内面の
汚染測定を行います。通常この作業は、バンドソーなどを利用して切断するため、切粉などの
二次廃棄物も発生し、時間と労力が必要になります。

当社はこの問題を解決するために、株式会社中部プラントサービス様へ配管縦割装置(五右衛門)
を新たに開発し、納入しました。本装置(特許出願中)は、円形刃により配管を内側から塑性
変形させながら切断します。そのため、この切粉の問題も発生せず、50A、Sch80の肉厚配管
でも2分(炭素鋼)~3分(ステンレス鋼)程度で切断可能となり、大幅な作業効率の向上を実現
します。